ELS課徴金4兆→6000億ウォンに縮小、銀行株に上昇気配
香港H株指数連動の株価連動証券(ELS)販売に関連し、銀行業界の課徴金規模が当初予想の4兆ウォンから6000億ウォンに大幅に縮小され、銀行株が上昇した。金融監督院の制裁審議委員会は、KB国民・新韓・ハナ・NH農協・SC第一銀行の5行に対し、ELS損失事態と関連して総額6000億ウォン水準の課徴金を賦課することを決定した。これは当初、金融監督院が約4兆ウォン規模と算定していた課徴金より大幅に縮小されたもので、評価基準を引き下げたことによる結果である。金融監督院は、金融消費者保護法施行初期の違反事例であることを減免事由の一つとして考慮した。制裁案は金融委員会の議決を経て最終確定される。
課徴金規模の縮小により銀行株への投資心理が改善し、2日連続でKOSPIとは逆の動きを見せた。主要金融持株会社はすでに昨年の第4四半期および今年の第1四半期の業績に、香港H株指数連動ELS課徴金関連の引当金を反映していたため、今回の決定が追加的な費用認識や資本比率低下につながる可能性は限定的である。今回の金融監督院の決定により、銀行業界の規制リスクが一区切りついたという分析が出ている。証券部門のリスク加重資産(RWA)算出規制の緩和まで行われれば、銀行の資本余力がさらに拡大し、配当増額や自社株買いなどの株主還元政策の余地が広がる可能性がある。
直近6ヶ月間、KOSPI指数が二桁以上上昇する間、KRX銀行指数は相対的に低迷しており、半導体・人工知能(AI)中心の市場ラリーで銀行株は取り残されていた。一部では、KOSPIが急騰しても銀行株が逆行する姿も見られた。今回のELS課徴金問題が整理され、銀行株の本来の収益力、資本健全性、そして株主還元の魅力が再評価される局面が開かれたという期待感が高まった。最近急騰する為替レートと対外不確実性の拡大は、銀行株にとって新たな変数となりうる。
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