米市民団体、ビッグテックによる図書廃棄疑惑でFTCに調査要請
本を購入してスキャンした後、焼却してしまう。米国の市民団体18団体が、最新AI技術の開発過程で見られた、本を購入してスキャンした後、原本を廃棄するビッグテック人工知能(AI)企業らの慣行について、連邦取引委員会(FTC)の不公平競争調査を要求した。Demand Progress教育基金と米国消費者連盟(CFA)などは21日(現地時間)、FTCに共同書簡を送り、ビッグテック企業がAI学習資料を確保するために本を大量購入してスキャンし、原本を廃棄する慣行は、競合他社が同一資料を確保できないようにする「供給元封鎖」に当たると主張した。
市民団体は共同書簡で、AI企業が図書を大量に永久破壊しながら同資料への大衆のアクセスを遮断しているとし、「最も裕福な既存企業だけが高品質なAIモデルを構築できるようにしている」と批判した。また、著作物の原本をなくすことで、特定企業だけが人類の記録を独占的に保有する未来を作っていると主張した。
実際、一部のビッグテック企業でこのような方式のAI学習用データ確保が行われたことが知られている。アンソロピックは数百万冊の本を購入した後、背表紙を切り取ってスキャンし、シュレッダーなどで廃棄するいわゆる「パナマ・プロジェクト」を通じてAI学習資料を構築したとされている。アマゾンも同様の方式でAIモデルを訓練しているとされる。
英国の日刊ガーディアンは、北米と欧州、オーストラリアなどの古本屋で、機械選別と思われる大量の古本購入事例が現れたと報じた。情報技術(IT)専門メディアの404メディアは、大量注文を受けた書店の本1000冊に追跡装置を取り付けた結果、当該図書が米国ラスベガスにあるアマゾン物流倉庫の図書スキャン施設に向かった事実が確認されたと報じた。
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