金泰奎議員の懲戒案提出も倫理特委は29カ月間の空白状態
キム・テギュ(金泰奎)国民の力議員による「全斗煥(チョン・ドゥファン)氏は内乱を起こしていない」との発言に対する懲戒案が今月1日、国会に提出されたが、これを審査するはずの国会倫理特別委員会(倫理特委)は、第22代国会の開院以降29カ月にわたり構成されていない。共に民主党は8日、非交渉団体議員も参加する「与野党同数」方式による倫理特委の構成を推進すると明らかにした。懲戒案は倫理特委の審査と本会議の議決を経る必要があるが、最初の段階でつまずいている状態だ。倫理特委は国会法上、公開会議での警告・謝罪、30日以内の出席停止、除名などの懲戒を議決することができ、除名には本会議在籍議員の3分の2以上の賛成が必要だ。
第22代国会に提出された国会議員の懲戒案は、8日時点の国会議案情報システムの基準で計57件に上る。民主党は「5・18光州民主化運動」を歪曲・貶めるフォーラムを開催したイ・ジンスク(李珍淑)国民の力議員に対する懲戒案を今年8月に提出し、同月26日の本会議で除名要求決議案を可決したが、実際の懲戒手続きは開始されていない。国民の力も先月1日、脱北民出身のパク・チュングォン(朴充権)議員に「あなたたちは金日成(キム・イルソン)万歳を叫んでいた人たちだ」と発言したキム・ジュンファン(金峻範)民主党議員の懲戒案を提出した状態だ。
民主党は与野党同数方式による倫理特委の構成を主張している。パク・ギュテク(朴圭澤)民主党院内副代表はこの日、KBSラジオで「内乱擁護の妄言まで庇う国民の力の姿を見ると、倫理特委の問題も過去の慣例をそろそろ打ち破るべき時ではないかと考える」と述べた。さらに「院内非交渉団体の議員1~2名を追加して均衡の役割を果たさせる方法で、懲戒が実質的に機能するようにする必要がある」と付け加えた。これは、従来の「交渉団体6対6」の構成に代えて、与野党それぞれ6名で構成しつつ、野党分の一部を祖国革新党・改革新党・進歩党などの非交渉団体議員に配分しようという構想と解される。ハン・ビョンド(韓炳道)民主党院内代表は先月1日、このような内容の倫理特委構成議決案を代表発議した。キム・ソンフェ(金聲會)民主党院内報道官はこの日、「国民の力が早く交渉に応じてくれることを望む」と明らかにした。
国民の力は反対の立場だ。キム・スンス(金承秀)国民の力院内運営首席副代表はこの日、ハンギョレ紙に対し「与党が野党の口を公に塞ぎ、暴挙をさらに深化させようということだ」として、倫理特委構成案への反対の立場を明らかにした。
キム・ミンソク(金民錫)民主党代表も先月2日、党のユーチューブチャンネル「民主党TV」でキム・テギュ議員に言及し、「国会が法も倫理もない無法地帯になる状況だ」と指摘した。
キム・テギュ議員の懲戒案を含む57件の懲戒案の処理は、与野党間の倫理特委構成交渉次第だが、立場の隔たりが埋まる気配は見えていない。
