所得上位20%は下位20%の8.7倍を稼得

所得上位20%の世帯は、下位20%の世帯に比べ、月平均約987万円(987万ウォン)多く稼いでいた。
統計で確認した5分位別の世帯月平均経常所得によると、第5分位の所得は11,150,363ウォン、第1分位の所得は1,283,097ウォンだった。単純計算すると、両集団の格差は正確に9,867,266ウォンに達する。5つに分けた所得分布が予想をはるかに上回る急な階段を描いている点が核心だ。
分位ごとに広がる所得の階段
各分位の経常所得を並べてみると、その間隔は均等ではない。第1分位は1,283,097ウォン、第2分位は2,975,235ウォン、第3分位は4,554,497ウォン、第4分位は6,509,233ウォン、第5分位は11,150,363ウォンだ。第1分位から第2分位に移る際の所得増は約169万ウォンだが、第4分位から第5分位に移る区間では約464万ウォンが一気に跳ね上がる。上に行くほど階段の高さ自体が大きくなる構造だ。
比率で見ると差はさらに鮮明だ。第5分位の所得は第1分位の8.7倍であり、第3分位の2.4倍に達する。中間値である第3分位が全体の平均的な所得水準に近いと考えると、上位20%が残りの大多数の世帯とも相当な距離を置いていることが分かる。
格差指標の意味と留意点
ここでいう経常所得は、勤労所得、事業所得、財産所得、移転所得などを合算した税引前の概念だ。世帯員数を反映して調整する均等化可処分所得とは算出方式が異なる。政府が公式に発表する均等化可処分所得基準の5分位倍率は通常5~6倍程度だが、これは世帯員数と税金・移転給付を考慮した結果だ。一方、今回の数値は世帯単位の市場所得の元金額であるため、8.7倍という値が政府の公式格差指標と矛盾するのではなく、測定の視点が異なるだけだ。
それでもこの数値の意味は明白だ。税金と福祉移転が反映される前の段階で、世帯間の所得格差がすでに非常に大きく形成されているという意味だからだ。再分配装置がこの市場段階の格差をどれだけ縮小しているかを判断する基準点として活用できる。
第1分位の所得構造が示唆するもの
注目すべきは第1分位の絶対的水準だ。月128万ウォンあまりの経常所得は、最低賃金労働者1人の月給よりも低い。この中には、無給の世帯主、高齢単身世帯、非経済活動世帯が多数含まれている可能性が大きい。高齢化が深まるほど所得のない引退世帯が第1分位を占める比重が大きくなるため、この数値は今後さらに低下するか、高い水準を維持する可能性がある。
一方、第5分位の1,115万ウォンは、勤労所得に加え、事業所得と財産所得が幾重にも積み重なった結果と解釈される。金融資産や不動産から生じる所得は上位層に集中する傾向があり、資産価格が上昇するほど第5分位の経常所得もともに拡大する構造だ。所得格差が資産格差を通じて再び増幅される好循環が作動し得ることを示している。
政策と市場に残された課題
今後の焦点は再分配の効率だ。市場段階の格差が8.7倍であるなら、租税と移転給付がそれをどれだけ圧縮するかが福祉体系の成否を分ける。均等化可処分所得基準の倍率が5~6倍程度まで低下するという事実は、再分配装置が機能している証拠だが、源流の格差自体を拡大させる高齢化と資産の集中が同時に進行している点は負担として残る。
消費市場にも構造的変化が予想される。第1~2分位の月収が130万~300万ウォン程度にとどまる一方、第5分位は1,100万ウォンを超えるため、低価格帯消費とプレミアム消費が同時に拡大する二極化消費パターンが深まるとみられる。家計負債や老後所得の議論も、分位別の所得分布を前提としてこそ、初めて実効的な方向を見出すことができる。
