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兪石民氏の名誉毀損捜査、公訴権なしで終結の手順へ

송시옥송시옥 기자· 2026/10/22 1:12:59· Updated 2026/10/22 1:12:59

兪石民前議員に対する名誉毀損捜査が、事実上終結の手順に入った。

警察は「李大統領が国民を欺いた」とする兪石民氏の発言をめぐり名誉毀損容疑での捜査に着手し、告発者への聴取まで進めていたが、李在明大統領が「兪石民氏を処罰しない」趣旨を明らかにしたことにより、処罰の意思がないことが捜査終結の根拠になるとみられる。名誉毀損は、被害者が処罰を望まない意思が確認されれば公訴権なしとなる事件である。ただし、捜査過程で明るみに出た中捜庁長の同席をめぐる論争は、捜査終結とは別に残されることになる。

大統領「違憲的な強引さ」…捜査終結を目前に控えた状況

兪石民氏は李在明大統領の検察改革の方向性について「魚屋の腐った臭いがする」と強く批判してきた人物であり、最近では大統領が国民を欺いたとする趣旨の発言で告発されていた。警察が捜査に着手すると、野党側は「政権批判者に対する捜査機関の動員だ」と一気に攻め立てた。李大統領は当該捜査に関連する主張を「違憲的な強引さ」と反論しつつ、兪石民氏を処罰する意思がないことを明確にした。被害者が処罰を望まない以上、警察としては容疑を認めたとしても公訴権なしで終結せざるを得ないというのが法理上の自然な帰結である。

核心分析:中捜庁長の中立性こそが真の争点

今回の件の本質は終結の可否ではなく、手続きにある。論争の核心は、捜査指揮の責任を担った中捜庁長が特定の立場に傾いたという指摘である。中捜庁は検察の直接捜査権を分離し、高位公職者の捜査を専担する新設機関であるだけに、最初の段階から政治的中立性を疑われれば、機関そのものの信頼が揺らぐ。兪石民氏がこれまで検察改革案そのものを「腐った臭いがする」と批判してきた人物であるだけに、同氏への捜査着手は改革に反対する声を捜査で封じ込めたという印象を与えかねない。実際、青瓦台参謀陣の改編をめぐっては共に民主党内部からさえ「検察改革の後退」という自省論が出ている状況と重なり、改革陣営内部の亀裂が捜査機関の中立性論争と絡み合う構図となっている。

大統領が処罰の意思がないことを繰り返し明らかにしたのは、事件そのものの拡大を遮断しようという計算と読まれる。しかし、捜査が開始された以上、終結で収束したとしても「なぜ始めたのか」という問いは残る。告発が受理されれば捜査するのが警察の原則だという反論も可能だが、大統領関連事件という特殊性の中で手続き的な慎重さが求められていたという批判は拭いきれない。

政治的波紋と今後の見通し

国民の力はこの機会を中捜庁攻撃につなげる可能性が高い。すでに国民の力は李大統領関連事件の公訴取消問題を公訴庁国政監査の争点に据えており、兪石民事件の終結は「与野党を問わない中立捜査ではなく、政権都合の捜査だ」という主張の根拠として利用される懸念がある。一方、民主党は処罰しないという大統領の意思が反映された合理的な終結だという論理で対抗するものとみられる。

兪石民氏は大統領選を前に李在明政権と距離を置いてきた人物であるだけに、今回の終結が野党統合や反対陣営の結集の名分として機能するかどうかも注目点である。ただし、大統領自ら処罰の意思がないことを明らかにした以上、事件が法的に拡大する可能性は低い。残された課題は制度の信頼である。中捜庁が発足初期の政治的試練を乗り越えるには、個別事件の終結よりも捜査開始と終結の基準を透明に公開することが急務だろう。今後、中捜庁長の人事と指揮方針が国政監査や政局の中で再び検証される見通しだ。

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