罰金100万円が被選挙権を分かつ…呉世勲市長の控訴審判決
呉世勲(オ・セフン)ソウル市長の政治資金法違反容疑に対する控訴審判決が、23日午後2時、ソウル高等法院刑事7部で開かれる。判決の結果によって呉市長の市長職と被選挙権(選挙に立候補できる資格)が左右されるほか、与野党の次期大統領選構図にも変数として作用する見通しだ。
法的争点の核心は「罰金100万円」という基準だ。政治資金法上、違法な政治資金の収受により罰金100万円以上の刑が確定すれば、呉市長は市長職を失い、5年間の公職就任・任用が禁止され、被選挙権も剥奪される。逆に控訴審で無罪が言い渡されるか、罰金が100万円未満に軽減されれば、市長職を維持できる。
呉世勲ソウル市長は、先の6・3地方選挙でソウル市長5選を果たした直後、次期大統領候補の適合度調査で首位に立った。オマイニュースがSTIに委託し、6月9〜10日に全国の成人1002人を対象に実施した調査で、呉世勲は16.4%で1位を記録した。
国民の力内部では、無罪となれば法的リスクが解消され、保守陣営の有力大統領候補として地位を固められるとの期待感が出ている。呉市長が被選挙権剥奪などにより大統領選レースから離脱すれば、韓東勲(ハン・ドンフン)無所属議員や張東赫(チャン・ドンヒョク)国民の力代表など他の候補者に注目が集まる可能性が高い。李鍾奭(イ・ジョンフン)政治評論家は「最も恩恵を受けるのは韓議員だ」とし、支持層が主に韓議員側に向かうだろうと述べた。中間層の取り込みを掲げてきた韓東勲議員が反射的利益を得られるという分析だ。
今回の判決結果は、呉世勲個人の政治的動向だけでなく、保守陣営の大統領選競争構図と2028年の総選挙、さらには大統領選構図全般に影響を及ぼしうる。特検法の「6・3・3規定」により上告審も原則として3カ月以内に判決しなければならないため、特検が上告した場合、来年1月前後に最終的な結論が出る。
