2次特検、公邸予算疑惑の立証困難に…「守護神TF」軍警トップを在宅起訴
權寧英(クォン・チャンヨン)2次総合特別検察チームが、大統領室の公邸予算流用疑惑と、いわゆる「守護神タスクフォース(TF)」疑惑の捜査を加速させている。21日、聯合ニュースの報道によると、特検チームは公邸予算流用疑惑に関連し、秋京浩(チュ・ギョンホ)前大統領室行政管理室長を不起訴処分とし、金完燮(キム・ワンソプ)前法務部次官に対しては起訴猶予処分を下した。同日、李鎭雨(イ・ジヅ)前陸軍首都防衛司令官と呉仁亨(オ・インヒョン)前警察国家捜査本部長も裁判に移送した。いずれも在宅起訴である。
公邸予算流用疑惑の実態と捜査結果
公邸予算流用疑惑は、大統領室が漢南洞公邸関連予算を当初の目的と異なる用途で使用したのかをめぐって提起されたものである。特検チームは、3代目特検が扱わなかった残りの疑惑を引き継ぎ、捜査を進めてきた。結論は、嫌疑の立証が困難であるというものだった。秋京浩前室長はそもそも嫌疑が認められず不起訴となり、金完燮前次官は嫌疑はあるものの起訴しない起訴猶予で決着した。
起訴猶予は、検察が犯罪の嫌疑は認めつつも裁判に送らない処分である。罪が軽い、情状酌量の事由がある場合に下される。事件が司法処理に至らなかったが、特検の公式な捜査結果であるという点で、公邸予算執行の適正性をめぐり、今後も政治攻防が続く可能性は残っている。
守護神TF疑惑…軍・警察幹部を同時起訴
特検チームは同日、守護神TF疑惑に関連し、李鎭雨前首都防衛司令官を裁判に移送したと聯合ニュースが伝えた。呉仁亨前警察国家捜査本部長も在宅起訴された。守護神TFは、特定の政治状況において、軍と警察が司法機関の捜査指揮などに介入したのかをめぐって浮上した疑惑である。軍のトップと警察捜査の総責任者が同時に起訴されたことで、12・12戒厳事態以降、軍・警察指揮体系に対する司法的検証が本格化したとの評価が出ている。
两人とも拘束されない状態で裁判に移送された。特検チームが逃亡や証拠隠滅の恐れが低いと判断したものと解される。ただし、疑惑の比重を考慮すると、裁判過程で守護神TFの実質的な指揮系譜と命令経緯が法廷で争点となることが見込まれる。
呉世勳・尹錫悦の控訴審、同じ裁判部で開始
政治ブローカーの明泰均(ミョン・テギュン)氏の世論調査に関連する政治資金法違反の疑いで一審有罪判決を受けた呉世勳(オ・セフン)ソウル市長と尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の控訴審が21日、同じ裁判部で同じ日に開始された。呉市長はこの日午後、法廷に出廷し「実体的真実を明らかにし無罪を証明したい」と述べた。
一審裁判部は、两人が明氏が依頼した世論調査費用を政治資金法上の申告対象と見なし、有罪判決を言い渡した。控訴審では、世論調査費用の肩代わりに関する事実関係と、政治資金法上「寄付行為」の解釈範囲が核心的な争点となることが見込まれる。特検は費用肩代わりの事実関係を、被告側は依頼そのものがなかった点をそれぞれ強調し、攻防を予告した。
残された捜査課題と今後の展望
2次総合特検の捜査対象は、公邸予算と守護神TF以外にも複数の疑惑を包括している。このうち公邸予算案件は不起訴と起訴猶予で実質的に決着したが、守護神TF案件は起訴後、本格的な法廷攻防が続く。検察と警察の人的協力問題により特検チームの人員構成が遅れて安定軌道に乗ったという点から、捜査スピードはさらに加速する可能性が高い。
呉世勳市長と尹前大統領の控訴審判決は政治日程にも影響を与える変数となる。呉市長の場合、有罪が確定すれば被選挙権制限の問題が直ちに直面する事案であるため、控訴審結果が今後の政治行動の分岐点となると予想される。特検捜査と裁判が同時に進行する構造であるだけに、下半期まで司法リスクが政局の主要な軸として機能する見通しだ。
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