政府、結婚ペナルティ制度の見直し/李載明大統領、28日に民主党議員全員を大統領府に招待し昼食会
大統領府は、超低金利ローンや各種税制優遇において、非婚・単身世帯よりも婚姻・出産世帯が不利になる、いわゆる「結婚ペナルティ」問題を正式に指摘し、制度の改善に乗り出した。李載明(イ・ジェミョン)大統領が最近、結婚ペナルティの解消を要求したのに続き、28日には民主党の国会議員全員を大統領府に招いて昼食会を開催するなど、関連立法の加速を図っている。
結婚すると損をする構造、問題は何か
結婚ペナルティは、二人の所得と資産を合算して規制を適用する現行制度のせいで、合理的な資産運用やローン利用が独身のときよりも難しくなる現象を指す。代表的なのが住宅担保ローンだ。単身世帯なら適用されないか緩和される規制が、結婚後は夫婦合算基準で適用されるため、ローン限度額が減り、金利負担も増大する。ニュースプリズムの調査報道によると、銀行業界のローン審査構造そのものがこうした不利を構造的に内包しており、結婚を控えた予備夫婦がマンションの分譲申し込みやローン計画を立てる段階から、制度的な壁にぶつかるケースが少なくない。
政府発足後、少子化対策のパラダイムを「強制と規制」から「選択と支援」へ転換するという方針が反映された結果との分析が出ている。結婚と出産を個人の選択として尊重しつつ、その選択をしたときに損をしないよう制度を再設計するというのだ。実際に李大統領は少子化克服を国政最優先課題に掲げてきており、結婚ペナルティはその第一の整理対象として指摘された。
28日の与党議員全員昼食会、党・大統領府協力体制を点検
制度改善は行政命令だけでは終わらない。ローン規制緩和と税制改編は国会の立法同意が必要だ。李大統領は28日、大統領府で民主党の国会議員全員を招いて昼食会を開き、立法協力を固めることにした。先月19日には党代表・候補者との懇談会で「党・政・大統領府は時代的使命を共に担う運命共同体であり、国政パートナーだ」と強調したばかりだ。党・大統領府の関係が再編される時点で、議員全員を招待する格式ある場として、少子化・不動産などの核心懸案の立法動力を確保しようという意図と読める。
ただし、協治環境は甘くない。韓国ギャラップ調査(8月第3週、18〜20日)で李大統領の国政支持率は45%で前週より1ポイント上昇したものの、肯定・否定評価が同じ45%で拮抗している。データ上、支持率が連日最低値を記録したとの観測も出るなど、下落圧力が依然として続いている状況だ。与党支持層の結集のためにも、結婚ペナルティ緩和のような体感型民生政策は政治的にも必要なカードとの解釈が出ている。
市場と産業に残る波及効果
ローン規制が緩和されれば、その恩恵は銀行業界と住宅市場に直ちに伝わる。新婚・予備夫婦のローンアクセシビリティが高まれば、人生で初めての住宅需要が分譲・仲介市場に流入し、停滞の続く住宅取引に活気を吹き込む可能性がある。一方で、家計総債務管理という健全性政策の基調と衝突しないよう、限度額と対象を精巧に設計しなければならないという課題も残る。結婚ペナルティ緩和が不動産投機需要の刺激と映らないよう、実需要中心に制度を設けることが鍵になるだろう。
政府が今回の改編で結婚・出産世帯の実質的な体感をどれだけ確保できるかによって、少子化政策全体の信頼度が分かれそうだ。ローン・税制の合算基準を見直す作業は、金融監督院と国土交通部、企画財政部などの関係省庁の利害調整を経る必要があるため、年内に詳細案の概要が出るにはかなり迅速な進行が必要だ。28日の昼食会で与党議員の立法ロードマップがどれ程度具体化されるかが、今後の日程を測る最初の指標となるだろう。
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