米専門家「トランプ氏・金正恩氏の会談は危険」
米シンクタンク、スティムソン・センターのジョエル・ウィット特別研究員は、北朝鮮と米国首脳が会談を推進することには危険が伴い、北朝鮮は過去とは異なる現実と向き合わなければならないと指摘した。ウィット氏は「2026国際朝鮮半島フォーラム」にビデオ会議で参加し、ドナルド・トランプ前米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を同席させることは、非常に危険な発想だと診断した。
同氏は、北朝鮮が核兵器能力を高め、北朝鮮とロシアが接近したことで、国際的な制裁の効果が低下している状況だと説明した。北朝鮮が核能力の高度化や朝ロの緊密化によって制裁の効果が薄れている状況で、米朝首脳会談を通じて自分たちの議題を貫徹しようとする可能性が高いと懸念を示した。
ジョエル・ウィット研究員は、過去の北朝鮮は対話に真剣だったが、現在はそのような真剣さが見られないと述べた。同氏は、過去30年間の変化を模索する時期は終わったとし、現実的な観点から北朝鮮を理解する必要があると強調した。ウィット氏は、2018~2019年のトランプ政権初期と現在の状況を比較し、直面している現実は大きく異なると指摘した。同氏は、政権初期には対北朝鮮政策を導くロードマップを提供するリソースがあったが、現在はそうしたリソースが不足していると述べた。
ウィット氏は、核戦争防止共同声明のようなレベルの提案には、北朝鮮も同意する可能性があると見た。同氏は、総じて北朝鮮の変わった現実に直視し、慎重なアプローチが必要だと述べた。ウィット氏は、北朝鮮の核問題を一貫して研究しており、北朝鮮専門分析メディア「38ノース(38North)」の共同設立者でもある。同氏は、今後の米朝対話の見通しについて懐疑的な見方を示し、総じて北朝鮮の変わった現実に直視し、慎重なアプローチをとるべきだという悲観的な見通しを提示した。
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