米国のMZ世代、AIで「不労所得」に新たな希望を見いだす
米国のMZ世代がAIを活用し「不労所得(自動収益)」を生み出し、新たな成功の形を追求している。従来の会社員生活だけでは経済的目標を達成するのが難しいとの認識が広まる中、最小限の労力で安定した収入を得る方法が注目を集めている。これは、正規雇用を離れ、AIを利用した「不労所得」によって新しいアメリカン・ドリームを追求する現象である。
カナダのミカエル・トランブレ氏は、AIで作成したPDF学習教材をオンラインプラットフォーム「Etsy」で販売し、毎月数百ドルを稼いでいる。マット・アブソ氏は、自身の声をAI音声プラットフォームに登録してライセンス販売を行い、月約3000ドルの収入を得ている。投資プラットフォーム「dub」の調査では、米国人の半数以上が正規雇用の収入だけでは財政目標を達成できないと回答し、Z世代の60%が同様の回答をした。バンクレートの調査によると、米国人の4人に1人が本業以外に副業を行っていた。正規雇用の給与だけでは経済的目標の達成が難しいと感じた米国人が、ソーシャルメディアとAIを組み合わせて自動収益創出に乗り出す事例が急増していると、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。
AIを活用した自動収益創出方法の中には、注意すべき事例も存在する。米連邦取引委員会(FTC)は近年、「自動的にお金を稼げる」という言葉で消費者を誘い込んだオンライン事業モデルの多くに制裁を科した。一部の業者は、偽のレビューや誇大広告で消費者に数百万ドルの損害を与えた。多くの人が高収益を約束するオンライン講座やコンサルティングに投資したが、期待を下回る収益しか得られなかった。アナ・ローマン氏は、AIの推薦を受けてスペイン語教育教材まで制作したが、1年間で250ドルの収益に留まった。AIは初年度に7000ドルの収益を予測していたが、現実は大きく異なっていた。
収益性の高いアイデアが公開されるほど競争は急速に激化し、実際の事業よりも「お金を稼ぐ方法」を販売する講座の方が収益性が高い場合が多いとの分析が出ている。AIを活用した自動収益創出は、個人資産の賃貸、コンテンツ制作など、多様な形で広がりを見せているが、「簡単に稼げる」という広告やオンライン講座には格別の注意が必要である。
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