アリババ、7月10日からクロード・コードの使用を全面的に禁止
アリババグループは、7月10日から従業員によるAnthropic(アンソロピック)のAIツール使用を全面的に禁止すると発表した。これは最近、クロード・コードから中国の利用者を識別しようとする隠された追跡コードが発見され、セキュリティおよび個人情報漏洩のリスクが提起されたことによる措置である。アリババは、クロード・コードで発見された隠された追跡コードがバックドアのリスクを抱えていると禁止理由を明らかにした。アリババの内部関係者は7月3日、中国メディア「財新」に対し、クロード・コードを社内の高リスクソフトウェアリストに追加したことを確認した。アリババはこのようなAIツールを「高リスクソフトウェア」とみなし、従業員に対しAnthropicのモデルとエージェント製品を削除し、自社開発AIアシスタント「Qoder(コーダー)」に切り替えるよう指示した。
Anthropicのあるエンジニアはソーシャルメディア上で、該当コードが存在したことを認め、翌日配布版から削除すると明らかにした。Anthropicは、クロード・コードに含まれていた隠しコードが、アカウントの不正利用防止およびデータ抽出を防ぐための実験だったと説明した。Anthropicは、自社アカウントの不正利用防止措置だったと釈明している。
Anthropicは米国上院議員に送った書簡で、アリババ系列組織が約2万5000件の不正アカウントを運用し、クロードと2880万件以上のやり取りを行ったと主張した。Anthropicは、アリババの大規模言語モデル研究組織と連携した運用者が約2万5000件の不正アカウントを運用したと主張している。これらのアカウントはクロードとの間で2880万件以上のやり取りを生成しており、これはクロードの応答データを大量に抽出し、競合モデルの学習速度を高めることを目的としたものだった。
Anthropicは、中国政府が管理する企業への販売を制限しており、これを違反したアカウントを識別しブロックしている。Anthropicは、Ant Group(アントグループ)やByteDance(バイトダンス)などの中国企業によるクロードへの不正アクセスを防ぐため、迂回経路を遮断している。
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