一体だった検察権を二つに分割する法案、17日に通過
検察解体を完成させる法案群が17日、国会の敷居を一斉に越える。与野党は来月2日に予定される検察庁廃止と重大犯罪捜査庁(重捜庁)・公訴庁の新設を控え、運営に不可欠な後続立法をこの日、本会議で一括処理することで意思を統一した。国民の力も処理に同意した。連合ニュースの報道によると、上程される案件は重捜庁法と公訴庁法、刑事訴訟法改正案などだ。発足を半月後に控え、制度の連結環を埋める最後の立法作業となる。
捜査・起訴の分離で完成する検察解体
今回の立法の背景には、検察改革の長年の懸案だった捜査権と起訴権の分離が位置する。権限が一つの機関に集中すれば濫用の恐れが高まるという指摘が、これまで制度設計の出発点となってきた。その議論の帰結が重捜庁と公訴庁だ。与野党は核心法案に続き、運営細則まで手を入れる段階に入り、その過程で国民の力の同意を引き出した。検察解体に反対してきた野党が後続立法に加わることにしたのは、発足日程が法で固まった以上、施行の混乱を防ぐことが最優先との判断と受け止められる。
捜査は重捜庁、公訴は公訴庁
法案の骨格は、検察が担ってきた権限を二つに割ることにある。重捜庁は汚職・経済犯罪などの重大犯罪捜査を専管する。公訴庁は捜査結果に基づき裁判所に裁判を請求する公訴、平たく言えば起訴と公判維持の業務を担う。刑事訴訟法改正案は、これまで検事に集中していた手続上の権限を二つの機関に配分する内容と伝えられる。現行の検察組織は機能に応じて解体・移管され、人員も捜査要員と公訴要員に分かれて新たな所属へ移る。一般事件の捜査はすでに警察が相当部分を担っており、新体制では国家捜査組織は二元構造に整理されることになる。
公訴庁職制案を巡る論争、修正協議の後に輪郭
合意までの道のりは平坦ではなかった。公訴庁の部局と人員配置を定めた職制案を巡り論争が噴出した。尹昊重(ユン・ホジュン)行政安全部長官は9日、法務部と修正案を協議中であり、必要であれば立法予告を改めて行うと明らかにした。国会で十分な説明が聞けるだろうとの説明も添えた。
「現在の検察改革、ひいては国民の人権保護と社会正義の実現に対する基本的な哲学には問題がないと理解している」― 尹昊重行政安全部長官
職制とは、政府機関の部局構成と配置人員を定める規定である。新設機関が門を開くには法律と職制が噛み合わねばならず、論争で日程に支障が出るのではないかとの観測も出ていた。それでも17日の一括処理原則は変わらない。ただし職制案が修正されれば、組織規模と人員配置が当初案と異なる可能性は残る。
残された日程と施行の課題
17日の採決を通過すれば、法整備は事実上、終わる。来月2日には検察庁が扉を閉じ、重捜庁と公訴庁が発足する。移行期間に進行中の捜査や裁判が揺らがないよう、事務引き継ぎ手続きを整えることが最も急務だ。公訴庁職制案を再び立法予告するか否かも、同じ期間内に結論が出る見通しだ。捜査から起訴までの連結環に隙間を生じさせないことが、新体制の最初の試金石になりそうだ。
