警察、金昇元法務部長官候補の疑惑に関する告発状2件の捜査に着手
警察はキム・スンウォン法務部長官候補に関する告発状2件を受理し、捜査に着手した。キム・ジョンチョル警察庁長官職務代行は14日、ソウル西大門区の警察庁で開かれた就任後初の記者会見で、「告発状2件を受理し、ソウル永登浦警察署に配当して告発人聴取などの捜査を進めている」と明らかにした。2件の告発状はいずれも今月4日に提出されたもので、告発主体はそれぞれ異なる。イ・ジョンベ前ソウル市議会議員は、キム候補とキム前処長を請託禁止法違反・職権乱用・職務怠慢などの容疑で告発した。庶民民生対策委員会は、キム候補を政治資金法違反・職権乱用・請託禁止法違反・斡旋収賄などの容疑で告発した。ソウル永登浦警察署は11日にイ・ジョンベ前ソウル市議会議員を、12日に庶民民生対策委員会の関係者をそれぞれ取り調べた。
告発状は、キム候補が新薬臨床試験(人を対象に薬の効果と安全性を確認する試験)の承認を依頼したという疑惑を含んでいる。この疑惑は、キム候補が初当選議員だった2021年、ブローカーに指名されたヤン氏を通じてジェンセル側の要請を受け、キム・ガンリップ前食品医薬品安全処長に対し、コロナ19治療薬の臨床試験承認を迅速に処理してほしいとの趣旨で依頼したという内容だ。検察は2024年12月、当該疑惑に関してキム候補を起訴猶予処分としていた。
キム候補側は「国内中小企業の臨床試験手続きが不当に遅延しないよう確認してほしいと要請したものだ」とし、治療薬の許可や優先審査、基準緩和などを要求していないと反論した。
再捜査なのかという質問には否定的な見解を示した。キム職務代行は「再捜査ではなく、告発状が受理されたため告発に基づいて捜査を進めているものだ」「告発状が受理され捜査に着手したのは事実だ」と述べた。警察は、過去に同じ疑惑を調べた捜査記録も確保して分析する計画だ。同職務代行は「以前に行われた捜査があるため、関連する捜査記録を確保して分析する予定だ」「当時どのような捜査が行われ、結論に至るまでの法的検討がどのように進められたのかなどを総合的に見るものだ」と説明した。検察関係者まで捜査対象に含めるかを問われ、同職務代行は「まだ捜査の初期段階であるため、捜査範囲をまず判断する段階ではないと思われる」と明らかにした。
