ソウル市教育庁、民願2万件で歴代最高記録
ソウル市教育庁が昨年、国民申聞鼓(クンミンシンムンゴ)を通じて受け付けた民願件数は2万524件で、史上最高値を記録した。これは教育現場の行政業務負担の増加を示している。昨年の民願件数は前年比6%増加し、2年前と比較すると27.7%増加した。同じ期間に政府全体の民願が減少したこととは対照的である。誰でも容易に民願を提起できる環境が、教育現場に民願が特に集中する原因として指摘されている。
オンライン上で民願提起を煽る事例も発生している。2024年の東徳(トンドク)女子大学の事態に関連し、ソウル市内のC高校の生徒たちが野次を飛ばす行動を見せたことで、「民主市民教育、生活指導教育を徹底してほしい」という内容の民願が約3,000件寄せられた。昨年9月には、マンション再建築により学齢人口が急増して学校が超過密状態になった際、不満を抱いた住民たちが民願を提起し、短期間に約900件が寄せられることもあった。
民願が提起されれば、学校は対応しなければならない。教員の時間と熱意が行政で浪費された場合、行事の中止、担任の交代、若手教員の退職につながる可能性がある。民願処理法施行令に基づき、教育庁は民願受付時に特別な理由がない限り7日以内に回答しなければならない。
全羅北道(チョルラプド)全州市(チョンジュシ)のミサン初等学校で、5年生の担任が2024年に6回も交代した。保護者A氏は「子供を睨む」などの理由で、教員を児童虐待で継続的に通報した。ミサン初等学校の担任を務めたソン・ウクジン元全国教職員労働組合(全教組)全北支部長が赴任した後、2024年3月の一ヶ月間に児童虐待通報5件、警察出動9件、民願40件余りが発生した。ソン教員は、児童虐待通報を受ければ正当な訓育も不可能になる現実を指摘した。該当保護者らは特別教育および心理治療の受講を命じられたが、履行しなかった。全北教育庁は、該当保護者らに対し公務執行妨害、無告訴、名誉毀損などの容疑で刑事告訴した。
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