李元旭・金官泳前知事、選挙法違反容疑で検察に送致
前知事2名が公職選挙法(選挙ルールを定めた法律)違反容疑で警察の捜査を経て検察に送致された。在職中に地方の長を務めた人物が容疑をかけられた事件である。全北地方警察庁腐敗経済犯罪捜査隊は17日、李元旭・前全北特別自治道知事と金官泳・前全北特別自治道知事を公職選挙法違反容疑でそれぞれ在宅のまま送致した。
事件の発端は、昨年11月29日に井邑のある飲食店で開かれた青年党員らとの食事の場だった。李知事は自分と側近分の食事代15万ウォンを自ら支払ったと釈明したが、警察は実際の支払いは行われていなかったと判断し、虚偽事実公表容疑を適用して送致した。
全北地方警察庁の関係者は、当時の食事代72万7,000ウォン全額を支払った金スルジ・前道議について「寄付行為をした人は容疑が認められると判断した」とし、「李知事はこの容疑に関連して共謀したり加担した経緯は確認されなかった」と説明した。金前道議は寄付行為違反容疑で別途送致された。李知事がTV討論会などで金官泳・前知事に向かって「内乱を幇助した」と発言して告発された件は、送致不付与となった。警察関係者は「事実を歪曲したり虚偽を発表したのではなく、あった内容を誇張したものと判断した」と理由を伝えた。
金前知事は、昨年11月30日に全州のある飲食店で青年党員ら出席者18人に代行運転費名目で108万ウォンの現金を提供した容疑が認められ、寄付行為制限違反で送致された。金前知事側は当該金額は後に返金を受けたと主張したが、警察はこれを容疑成立を覆す理由とはみなさなかった。
一方、飲食店内の防犯カメラ映像を引き渡す見返りに利益を取引しようとした疑惑は、金前知事との共謀経緯が確認されず送致不付与となった。ただし、この取引を協議した関係者2名は買収および利益誘導容疑で検察に送られた。
無所属で出馬した金前知事が、李在明大統領と出馬に関する協議や意思疎通があったと述べた発言の虚偽事実公表該当の有無については、まだ検察と協議中で最終処分が出ていない。警察関係者は「検察と協議中であるため結果を言うのが難しい状況」と明かした。約6か月にわたり続いた前・現職道知事に対する警察捜査は、ひとまず決着した。
