権成熙の新刊に検察の調査と「神の声」が込められる
尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が捨てた本を拾った後、「神の声」を聞いたと主張する書籍が出版された。新刊『イエスが捨てた王たち』(進化と人間)は、権成熙氏が自身の個人的体験と政治家たちについて聞いたという「神の声」を記した記録である。著者は、尹前大統領と同じアパート団地であるアクロビスタに住んでいた際、引っ越しする家の前で捨てられた本を拾ったと明かしている。その後、2024年5月にMBCへ本を所持していることを知らせ、ニュースデスクで報道されたと記している。なぜ通報したのか、放送に至るまでどんな経緯があったのかを振り返る内容も本に収められている。
本は、報道後に著者が受けたという検察の参考人調査についても扱っている。権成熙氏は、2024年5月21日にソウル中央地方検察庁で本の入手経緯をはじめとする事項について参考人調査を受けたと述べている。さらに、ユーチューブ番組に出演し、メディアに通報した理由を説明した経緯も本にまとめた。
こうした出来事を説明する過程で、著者は「神の声4402」という表現を繰り返し用いている。その声に従って通報したり文章を書いたりしたという記述は、著者個人の主張である。著者は尹前大統領のほか、ドナルド・トランプ米大統領やジョー・バイデン氏、李在明(イ・ジェミョン)大統領などの政治家について聞いたという「声」も題材にしている。2025年からこうした内容を書き始め、2025年の大統領選挙の時期に関する個人的記録も含めた。ただし、こうした記述が当該政治家たちの実際の行動や意図を証明するものではない。
権成熙氏の著書『イエスが捨てた王たち』(進化と人間)は336ページ。本書は公式の調査報告書ではなく、著者自身の行動と信仰を記述した個人的記録に近いという。事実として確認すべき部分と著者の主張として残すべき部分を区別して読むべきだというのが、出版社による書籍紹介の要旨である。
