シン・ヒョンソン総裁、中東情勢の不安定化を受け金利据え置きの見通し
韓国銀行金融通貨委員会(金通委)は5月28日の会議で、政策金利を年2.50%に据え置くことを決定した。これは昨年7月以降、8会合連続での金利据え置き決定となり、経済専門家らの予想と一致した。
中東地域の不安定な状況で国際原油価格が上昇し、国内物価上昇圧力が高まる中、韓国銀行は現行の政策金利を維持し、状況を注視した。半導体を中心とした輸出の好調は、成長指標の改善を牽引した。今年第1四半期の実質国内総生産(GDP)成長率は1.7%を記録したが、これは金融緩和を通じた景気浮揚の必要性が減り、需要側の物価上昇圧力が強まったことを意味した。
輸出好調による第1四半期の実質GDP成長率1.7%の記録と、1,500ウォン台を上下するウォン・ドル相場は、引き締め基調の維持に重きを置く要因となった。米国との金利逆ザヤ現象が続く中、1,500ウォン台を上下するウォン・ドル相場が金利据え置きの見通しに力を与えた。今月初めには1,440ウォン台まで下落していた為替レートは、外国人投資家による韓国株式の売りなどで、22日には一時1,520ウォン台まで急騰した。
住宅価格も不安定な動きを見せた。5月第3週のソウル・アパートの売買価格は、前週比0.31%上昇し、3週連続で上昇幅が拡大する傾向にあった。
韓国銀行は、今年の年次実質GDP成長率見通しを、従来の2.0%から2%台半ばに引き上げるとみられる。今年の経常収支黒字規模も、従来の予測値(1,700億ドル)より高く設定される見通しだ。
シン・ヒョンソン韓国銀行総裁は、中東情勢などの変数を見極め、金利据え置き基調の中で「タカ派的」な立場を示すと分析された。金通委委員7名の6ヶ月後の金利見通しを示す「ドットプロット」の分布変化も関心事であった。2月に公開されたドットプロットでは、全体の21個の点のうち16個が現状水準(2.50%)にとどまった。
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