8月24日立法リポート:いじめ防止法改正、国会で可決
いじめ防止および対策に関する法律改正案が、国会のハードルを越えた。
「共に民主党」の金屯坤(キム・ドンゴン)議員が代表発議したこの改正案は、これまで法と制度の死角に置かれていたいじめ対応体制を補完する内容を盛り込んでいる。金議員は第22代国会の教育委員会幹事を務め、いじめ関連立法を実務的に主導してきた。教育委幹事という職は、法案の審査日程や調整を握るポストだ。発議と審査の双方で立法の推進力が確保された点が、今回の可決の核心的な背景だと分析されている。
なぜ今、いじめ法制度化なのか
教育分野の立法は、その性質上、与野党の対立構図よりも民生・安全問題としてアプローチすることが多い。実際、第22代国会教育委員会では、民主党の金屯坤議員と「祖国革新党」の文良奎(ムン・ヤンギュ)議員が幹事職を務め、超党派的な法案審査環境が整備された。祖国革新党の趙漢基(チョ・ハンギ)議員も、教員の教育活動保護を強化する幼稚教育法および初・中等教育法改正案を共同発議するなど、学校安全と教育現場保護に関連する立法が複数の議員から同時多発的に推進されてきた。いじめ防止法改正は、この流れの延長線上にある。
文良奎議員が代表発議した小学校低学年の放課後ケア無料化法案、国民の力の金洪烈(キム・ホンヨル)議員の幼稚園通園バス安全強化法とあわせて見れば、小中高生と幼稚園児を含む「学校安全立法パッケージ」が国会で立体的に形成されているといえる。個別法案の可決は単一のイベントではなく、教育・安全分野の制度改編のピースとして読み解くべきだ。
立法地図に残る意味
今回の可決は、与党主導の立法推進の実効性を示した点で注目に値する。最近、民主党は金民錫(キム・ミンソク)代表体制の下、定期国会を前に立法・政策のスピード戦に突入し、李在明大統領は党国会議員全員を青瓦台に招き、立法協力を固めたことがある。いじめ防止法改正案の可決は、こうした党政間の立法協力体制が教育分野でも機能していることを確認させるものだ。
ただし、国会内の結束が全面的ではない。最近の本会議の表決で、国民の力は公衆衛生管理法改正案で7人、資源節約・リサイクル促進法改正案で8人、農漁村公社法の対案で10人の党論離脱票を出し、内部亀裂を露呈した。教育分野も例外ではない。いじめ対策が加害学生の処罰水準や記録管理のような敏感な部分を触れる場合、野党内部でも意見が表面化する可能性がある。本会議の表決構図が、今後の改正案施行令制定や後続立法にも変数として作用するだろう。
教育現場と政策に及ぼす影響
法案が施行されれば、学校現場の対応手続きがより明確になる見通しだ。いじめ処理はこれまで学校の自律に委ねる部分が多く、被害学生の保護が事案ごとにまちまちだという指摘があった。改正案が可決することで、予防から事後措置までの基準が法律で定まれば、学校と教育庁は一貫したマニュアルを持つことになる。教員の教育活動保護立法と連動すれば、教師がいじめ介入時の負担を減らし、より積極的に対応する好循環が期待できる。
教育はバケツを満たすことではなく、火を点火することだと言う。いじめ防止法改正の究極の目的も処罰そのものではなく、被害のない教室で学びの火が消えないようにすることにある。残された課題は後続施行令と予算の反映だ。教育委と予算決算特別委員会が改正案の趣旨を実際の予算に反映するかが、次の注目ポイントだ。
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