AIバリュー投資ポートフォリオ、投資レポート上で累積収益率66.6%を達成
アジア堅調・米国は冷えた動き、為替と金利の重圧
コスピが7,000ラインを超えて7,080台に上昇し、1%台の上昇で始まった24日午前、反対側の大西洋では温度差が鮮明だ。S&P500とナスダックはそれぞれ0.8%前後の下落で取引を終え、ダウ平均は500ポイント以上下落した。円・ドルならぬウォン/ドル為替レートが1,370ウォン台に急騰し、米10年債金利が5.1%を突破したことが背景だ。それでもフィラデルフィア半導体指数は0.8%上昇で辛うじてプラスを守り、こうした追い風が韓国市場と半導体中心の「AIバリュー投資ポートフォリオ」にそのままつながっている。このポートフォリオの累積収益率はすでに66.6%を記録し、初期資本1万ドルが1万6,657ドルに増えた。

5日間で15%上昇、モメンタムの力
資産の流れが印象的だ。先月17日に1万4,415ドルだった総資産は、5営業日で1万6,657ドルと約15%急増した。特に21日には1日で6%近く膨らんだが、これは保有銘柄の大半が半導体・AIバリューチェーンに集中していたことが、嵐のような上昇相場で強みとして作用した結果だ。ただし現金残高がゼロであるだけに、変動率指数(VIX)が1日で7%以上上昇した今のような局面では、防御の論理が必要になる時期でもある。
保有銘柄の診断:成長に対する価格の説得力
| 銘柄 | 数量 | 取得価格 | 現在価格 | PER |
|---|---|---|---|---|
| エヌビディア | 26.6株 | $184.21 | $228.87 | 28.9 |
| マイクロン | 0.42株 | $987.48 | $1,096.16 | 23.6 |
| ブロードコム | 5.67株 | $326.03 | $364.54 | 46.6 |
| AMD | 7.17株 | $198.62 | $623.77 | 156.3 |
| SOXL | 14.65株 | $71.22 | $151.95 | 50.6 |
| インテル | 2.80株 | $104.56 | $123.86 | - |
| アマゾン | 1.95株 | $208.39 | $254.98 | 20.8 |
| メタ | 0.55株 | $653.56 | $736.60 | 27.9 |
| TQQQ | 1.19株 | $76.34 | $80.83 | - |
核となる軸を確認しよう。エヌビディアは株価収益率29倍水準で、成長率と比べた価格は依然として合理的な範囲にある。マイクロンは23倍の収益率に、成長に対するバリュエーションを示すPEGが0.15にすぎず、HBMメモリースーパーサイクルの恩恵が株価に十分織り込まれていないという判断の根拠だ。ブロードコムもPEG0.36で、成長速度を考慮すれば負担は大きくない。一方、AMDは156倍の高い収益率を示すものの、PEG0.63まで引き下げる成長速度が裏付けられており、EPS拡大がカギとなる。インテルはまだ赤字決算だが、AIサプライチェーン再編の恩恵への期待に対するベットの性格が強い。SOXLなどのレバレッジ商品の存在は、上昇相場では加速装置であると同時に、下落転換時には最大のリスクであるという点を忘れてはならない。
売買の復習:レバレッジを削り個別株へ
| 日付 | 区分 | 銘柄 | 数量 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| 2026-09-18 | 買い | マイクロン | 0.19株 | $977.50 |
| 2026-09-18 | 売り | SOXL | 0.77株 | $114.82 |
| 2026-08-28 | 売り | SOXL | 0.81株 | $123.05 |
| 2026-08-21 | 買い | エヌビディア | 0.84株 | $216.85 |
| 2026-08-21 | 売り | メタ | 0.10株 | $545.83 |
| 2026-08-21 | 売り | マイクロン | 0.03株 | $974.33 |
| 2026-08-21 | 売り | SOXL | 0.85株 | $122.21 |
| 2026-08-14 | 買い | インテル | 2.80株 | $104.56 |
| 2026-08-14 | 売り | SOXL | 0.90株 | $145.36 |
| 2026-08-07 | 売り | SOXL | 0.95株 | $132.33 |
取引履歴の流れを見れば戦略は明確だ。8月初め以降、5回にわたって3倍レバレッジ商品のSOXLを段階的に減らし利益を確定させ、その資金をエヌビディア、インテル、マイクロンなどの個別銘柄に移した。レバレッジエクスポージャーを減らしながらも、同じセクター内の割安な区間を探していく「指数ではなく銘柄へ」というアプローチだ。特に先月18日のマイクロン追加買いは、先行株価収益率6倍台、PEG0.14という極端な割安感とトレンド転換の確認が重なった、典型的なバリュー追随買いと読み取れる。
展望:半導体の追い風と金利の向かい風の間で
短期的な惰性は半導体側にある。しかし、5%を超えた米国債金利、1,370ウォン台の為替レート、上昇する原油価格と変動率指数は、いつでもこのモメンタムを折る変数となり得る。金価格が1日で1%近く下落したことも、安全資産選好の亀裂を示唆している。高い収益率に満足するよりも、このポートフォリオの将来は、成長速度が株価を引き続き追い越すかどうかにかかっている。EPSの流れが曲がり始めた銘柄から、利益確定の手を速めるべき時だ。
※本レポートはAIバリュー投資ポートフォリオの模擬運用内容を分析したものであり、投資勧誘ではありません。実際の投資はご本人の判断と責任において行われるべきです。
ポートフォリオの詳細内容が気になる方は?
下部のニュースレター購読を通じて、毎日詳細な投資レポートをお受け取りいただけます。
