AI急落相場にも揺るがず…投資リポート、収益率64.31%を死守
【デイリー・マーケット・インサイト】AI株急落の中でも『価値の度胸』、コスピ2.6%暴落相場でポートフォリオは黙々と耐えた
10日の朝、ソウル証券市場は冷え切っていた。コスピがわずか1日で177.97ポイントも崩れ2.62%暴落、コスピ200指数も2.71%下落する、いわゆる「全方位売り」局面が展開された。しかし、大西洋の向こうのウォール街の温度はかなり違った。S&P500が0.59%、ダウ平均が0.83%上昇して反発の余地を残し、VIXが3.7%低下して恐怖は一瞬のものと読み取れる。こうした市場の起伏の中で、AI価値投資ポートフォリオは初期資本比64.31%の収益率を維持し、総資産1万6431ドルを守り抜いた。前日だけで資産が約4.2%減少したが、これは流れの中の波であって、潮流そのものではなかった。

目減りした収益、しかし折れない骨格
直近5日間の資産推移を見ると、5日に1万6951ドルから7日に1万7316ドルまで上昇ラリーを続けた後、8日から反落し、現在は1万6431ドルに位置している。数日の間に約900ドルの株式価値が消えた計算だ。問題はこの下落の質である。半導体レバレッジETFのSOXLとナスダック3倍レバレッジのTQQQがコアモメンタム資産であっただけに、調整局面での下落幅拡大はある程度予見された経過だった。重要なのは、短期的ドローダウンを甘受しつつも累積収益率が60%台を守ったことであり、戦略の根幹である「成長対比で割安な資産中心の構成」が依然として有効だという点である。
保有銘柄の診断:華やかな高値と黙々としたバリュエーション
ポートフォリオの二本柱は対照的な姿を見せる。マイクロンは1株当たり純利益74.33ドルに対し現在株価1035.84ドル、PERはわずか13.9倍、PEGは0.16と極端な割安水準にある。HBM4供給価格引き上げのモメンタムも重なり、「メモリースーパーサイクル」の物語における最大の恩恵を受けると評価される。エヌビディアはPER 29.1倍、PEG 0.29で成長率対比の株価の重みは大きくない。一方、AMDはPER 158.3倍という重いバリュエーションを抱えている。PEG 0.65が成長期待をある程度反映しているとはいえ、調整局面で最も大きな打撃を受けうる銘柄だ。インテルは依然として1株当たり赤字でPEG 1.36と魅力に欠け、財務構造改善の速度がカギとなる。
| 銘柄 | 数量 | 取得価格 | 現在価格 | PER |
|---|---|---|---|---|
| エヌビディア | 26.59株 | $184.21 | $230.48 | 29.1 |
| AMD | 7.17株 | $198.62 | $620.68 | 158.3 |
| ブロードコム | 5.67株 | $326.03 | $360.14 | 46.0 |
| SOXL | 13.92株 | $71.22 | $142.52 | - |
| マイクロン | 0.52株 | $997.21 | $1035.84 | 13.9 |
| TQQQ | 1.13株 | $76.34 | $80.23 | - |
| インテル | 2.80株 | $104.56 | $107.08 | 赤字 |
| アマゾン | 1.95株 | $208.39 | $254.06 | 20.4 |
| メタ | 0.55株 | $653.56 | $720.89 | 27.2 |
直近売買の検証:急落相場で見せた地味な「分割買い」
前日の売買履歴は、この戦略の原則をよく物語っている。マイクロンを1035.84ドルで少量追加買い付けし、「急落は低位分割買いの機会」という原則を堅持した一方、半導体指数急落でボラティリティが拡大したSOXLの一部を売却して利益を確定させ、TQQQまで縮小して現金的資金を確保した。これは同一セクター内でレバレッジエクスポージャーを減らし、バリュエーションの魅力が高い個別銘柄へ資金を移すローテーションである。危機局面で「より良いものをより安く」買う原則が、機械的でない形で機能しているといえる。
| 日付 | 区分 | 銘柄 | 数量 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| 2026-10-09 | 買付 | マイクロン | 0.11株 | $1035.84 |
| 2026-10-09 | 売却 | TQQQ | 0.06株 | $80.23 |
| 2026-10-09 | 売却 | SOXL | 0.73株 | $142.52 |
| 2026-09-18 | 買付 | マイクロン | 0.19株 | $977.50 |
| 2026-09-18 | 売却 | SOXL | 0.77株 | $114.82 |
| 2026-08-28 | 売却 | SOXL | 0.81株 | $123.05 |
| 2026-08-21 | 買付 | エヌビディア | 0.84株 | $216.85 |
| 2026-08-21 | 売却 | メタ | 0.10株 | $545.83 |
| 2026-08-21 | 売却 | マイクロン | 0.03株 | $974.33 |
| 2026-08-21 | 売却 | SOXL | 0.85株 | $122.21 |
市場見通し:為替と金利が投げかける問い
ウォン・ドル相場が1340.9ウォンへ小幅下落し、外国人資金流出の懸念はやや和らいだものの、米10年債利回りが5.244%を記録し歴史的高水準を維持している点は依然リスク要因だ。高金利環境ではバリュエーションの重い成長株の調整は繰り返されうる。ただし、原油価格が小幅上昇する中で金先物が1.43%上昇し4200ドル台を突破しており、インフレヘッジ需要が生きているシグナルも読み取れる。短期的な調整が続いたとしても、メモリー需給構造とAIインフラ投資サイクルが堅固であるだけに、レバレッジの比率は抑制しつつ、PEG基準で割安な銘柄への分割的なアプローチが有効な対応と判断される。
※本リポートはAI価値投資ポートフォリオの模擬運用履歴を分析したものであり、投資勧誘ではありません。実際の投資はご自身の判断と責任において行われるべきです。
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