「捏造起訴」特検法、5日に本会議へ
李在明大統領の起訴事件を扱う特別検察官が、単独の法案によって発足する状況となった。
共に民主党は3日、「捜査・起訴の捏造真相究明特検法」(捏造起訴特検法)を党議として採択し、早ければ5日に国会本会議での処理を推進すると発表した。法案は先に法制司法委員会での協議を経る見通しで、4日の法司委通過が予想される。与党が法案処理に総力を挙げているため、処理スピードは速いとの見方が出ている。
法案の背景と争点
この法案は、李在明大統領に関連する刑事裁判の過程で、検察の捜査・起訴に捏造の可能性があったという疑惑を前提としている。民主党は、大統領選の過程以降に提起された疑惑の真相を究明すべきだとして、特検の導入の必要性を主張してきた。大統領当選者に対する起訴が有罪なくして終結した点を挙げ、捜査段階から公判過程まで全面的な検証が必要だという立場だ。
国民の力は真逆の論理を展開した。法案の実質的目的は、裁判所の判断を覆して公訴を取り消すための「逃れの道」を作ることだと規定した。与党議員が法治主義を損なう立法を強行しているとの批判も同時に提起された。特検が事実上、裁判の結果に介入する構造だという指摘である。
国会の状況と政治的計算
民主党の韓炳道院内代表は、国会議長に毎週木曜日の本会議開催を要請し、争点法案を順次処理すると明らかにした。国民の力がフィリバスター(無制限討論)で対抗すれば、これを強行採決で突破する構想だ。今後3週間が核心の日程となる。
国民の力の鄭点植院内代表は3日、捏造起訴特検法案が5日の本会議に上程された場合、すべての法案にフィリバスターで対応すると警告した。一つの法案のために常任委員会と本会議全体が麻痺しかねないという意味だ。両党の対立が長期化すれば、民生法案の処理も同時に遅延する可能性が大きい。
民主党内部でも意見が完全に一致しているわけではない。同日に協議された曺喜大最高裁判所長の国政調査要求書報告は、党内の反発によりペース調整に入った。国政調査の実益と政治的逆風を懸念する意見が相次いだためだ。ただし特検法は国政調査に比べ党内の意見の相違が少なく、5日の処理日程は維持される見通しだ。
法案の内容と予想される影響
法案が通過すれば、特別検察官は李大統領の起訴事件の捜査経緯と起訴決定過程の全体を調査することになる。特検の捜査対象と権限範囲は通常、特検法の附則と別表で定められ、与野党がこの範囲をめぐり最後まで調整する可能性も残る。特検候補者の推薦方式をめぐっても意見の相違が大きかっただけに、本会議直前まで修正協議が行われる可能性がある。
法的争点も少なくない。裁判が進行中または終結した事件に特検捜査を認めることが刑事訴訟の構造と衝突しないのか、判断が分かれる。国民の力が通過後、憲法訴願などの法的対応策を打ち出すとの見方もある。裁判への外部圧力という批判と真相究明という名分が正面から衝突する局面だ。
今後の日程と見通し
短期の日程は明確だ。4日の法司委処理に続き、5日の本会議採決が民主党の目標だ。与党が175議席以上を保有し、単独処理が可能であることから、本会議の通過自体は難しくない見通しだ。国民の力のフィリバスターは採決の時点を遅らせることはできるが、結果を変えることは困難だ。
カギは通過後にある。特検候補者の選定手続きに大統領が協力するのか、国民の力が法案の廃止や修正をめぐり別の政局構図を作るのかが変数として作用する。与野党がそれぞれ法治と真相究明という名分を掲げる中、特検法処理をめぐる対立は今週の本会議を超え、相当期間にわたり政局の主要軸として続く見通しだ。
