国会が3日に及ぶフィリバスターを終え、捏造起訴特検法を可決
国会本会議はフィリバスターを終了し、「捏造起訴特検法」を可決した。
法案をめぐる経緯
この法案は、検察が政治的目的で事件を捏造して起訴したという疑惑が提起された過去の事件について、特別検察官が再捜査を行うことを趣旨としている。野党・国民の力が捜査対象に李在明大統領関連事件の大部分が含まれている点を問題視し、国会は3日以上にわたり対立状態に陥った。国民の力は、この法案が事実上、李大統領関連事件の公訴取り消しを狙った布石だと主張した。
共に民主党は法制司法委員会の段階で、原案から「公訴取り消し」条項を外す代わりに、文在寅政権時期の事件を捜査対象に追加する修正を経た。こうした調整は与野党間の妥協というよりも、本会議採決の確保を狙った戦略的な動きと解されている。
核心内容と手続き
法案の骨子は、捏造起訴疑惑事件に特別検察官を任命し、独立した再捜査を進めるというものである。捜査対象から公訴取り消し条項が外れたことにより、特検が起訴の維持の可否を判断する仕組みに変更された。ただし、捜査対象事件の大部分が李在明大統領に関連するという野党の指摘はそのまま残っている。
本会議上程を前に、国民の力は無制限討論であるフィリバスターに突入し、大規模な場外集会や青瓦台前でのデモまで予告して超強硬な対応を取った。しかしフィリバスターが予定通り終了し、法案は本会議の採決を経て可決された。
政治的波紋と賛否論争
同じ日、国会では「内乱否認」発言で波紋を広げた国民の力の金泰奎(キム・テギュ)議員に対する除名促進決議案が与党主導で可決された。野党議員が採決を欠席したうえでの成立であるため、政治的对立がさらに深まる可能性が高い。
李俊錫(イ・ジュンソク)改革新党議員は、この法案に賛成した議員は選挙で審判を受けると警告した。国民の力の崔普允(チェ・ボユン)首席報道官は、「反名・分裂主義・新天地三者秘密連合」疑惑に関して民主党が自ら調査し自ら隠蔽しようとしているとし、野党が推薦する特別検察官の導入を要求した。スティーブン・リコックが「半端な真実はむしろより強い武器になる」と指摘したように、陣営ごとに異なる断片を真実だと主張する状況が、法案成立によって一層鮮明になったとの見方が出ている。
本会議を通過した法案は政府に送付され、特検捜査の実質的な開始の可否は結局、大統領の署名と特別検察官の人選にかかっている。与野党の対立が場外にまで飛び火している状況の中で、特検候補者の選定過程は次の国政の争点になる公算が大きい。
一方、同じ日、国会中央芝生広場では「2026 国会立法博覧会」が開幕し、趙碩原(チョ・ソクウォン)国会議長が国民のアイデアを法律と制度に反映させると明らかにし、小商工人連合会も参加して小規模事業者の権益保護をアピールした。しかし立法の現場の裏で、フィリバスターと除名採決が同時に進行していたという点は、現在の国会の温度感をそのまま示している。特検法が検察捏造疑惑を解明する制度的装置として機能するのか、それとも政治報復の手段と映るのかは、今後の捜査過程が決めることになる。
