ハン・ビョンド代表、ドイチモータース疑惑を受け今週中に刑事訴訟法改正へ
共に民主党のハン・ビョンド(韓柄杓)代表職務代行兼院内代表は27日、国会で開かれた最高幹部会議において、検察の補充捜査権を全面廃止する刑事訴訟法改正案を今週中の本会議で処理すると宣言した。同時に、少数野党による無制限の討論を防ぐため、討論終了後一定時間が経過すれば強制表決に付す国会法改正案も併せて推進する方針を示した。30日の本会議を控え、法司委(法制司法委員会)と運営委のレベルで後続手続きが急ピッチで進められている。
刑事訴訟法および国会法改正の背景
今回の立法推進の核心には、捜査権と起訴権をめぐる独占的権限を巡る検察改革という長年の課題が横たわっている。現行法では、検察は一度不起訴処分を下した事件について、警察が再捜査を要求してもこれを却下し、自ら補充捜査を行う権限を持っている。野党と市民団体は、この制度が権力型不正や特定人物に対する捜査が検察内部の意図によって骨抜きにされる可能性がある構造的な致命的欠陥として作用していると批判してきた。特に最近のドイチモータース株価操作事件の過程で、クァン・チャンヨン総合特捜チームが法務部と大検察庁、ソウル中央地検に対する追加押収捜索を行い不起訴処分の背景を捜査したことで、既存の検察による捜査終結慣行に対する社会的疑惑がさらに拡大した。
こうした不信は22代国会の当初から続く立法の膠着状態と相まって表面化した。無限に続くフィリバスター、すなわち少数野党による会議妨害戦術は、国会の重要法案処理速度を大幅に遅らせた。ハン院内代表は、今週中に刑事訴訟法改正案を通過させ、表決を妨害する野党の討論を制限できるファストトラック(優先審査)およびフィリバスター関連の法案整理を完了するという方針であり、そのため国会法小委員会審査も並行して行う考えである。
法案の核心内容と適用対象
最大の論点となっている刑事訴訟法改正案は、検察の補充捜査権を完全に削除する内容を含んでいる。事件送致後の起訴可否を決定する段階で、検察が恣意的に証拠を補充したり捜査を終結したりする根拠をなくすことになる。その代わり、警察が捜査の実質的責任を負い事件を終結させるよう、捜査構造を再編する方向である。これは、過去に導入された警察捜査権調整を完了させ、二つの捜査機関の権限を実質的に対等に揃えようとする立法的意図だ。適用対象は全年齢層のすべての刑事事件であり、起訴独占主義の枠組みは維持しつつも、起訴前捜査段階における検察の介入を原則として排除する方式で設計された。
国会法改正案もまた、表決の遅延を防ぐための核心的な措置として推進されている。会議場で討論が終結した後、一定の猶予時間が経過すれば、議長が職権で案件を表決に付すことができるよう規定を明確にした。会議の進行を妨害する発言を続ける議員に対する制裁措置も細分化し、会期末に繰り返される法案処理の遅延を防ぐ構えだ。昨年末から議論された複数のファストトラック法案も、今回の制度改正後は期限内の処理が強制される見通しである。
与野党の利害関係と鋭い賛否論争
与党である共に民主党は、今回の法案処理を国会の必須課題と規定している。権力機関の腐敗を防ぐために捜査権力を分散させ、過去政権の支持基盤を固めようとする戦略だ。一方、国民の力をはじめとする保守野党は全面的に強く反発に乗り出している。野党は、補充捜査権の廃止が検察の捜査機能を麻痺させ、重大犯罪の処罰を不可能にすると警告する。警察主導の捜査体制が特定政権の影響力下に置かれた場合、客観性を失う可能性があるという指摘だ。
野党報道官ブリーフィングでは、「検察の最後のとりで(砦)の役割を全面削除するのは司法正義に対する毀損だ」とし、「警察に過度な権限を集中させ、別の権力機関を量産するのと同じだ」と激しく非難した。
市民団体の間でも意見が分かれている。参与連帯など進歩的団体は、警察捜査権の独立性を保証するための最小限の制度的装置が整備されるべきだとして改正案の方向性に同意した。しかし、法曹界の一部からは国家捜査体系が混乱に陥る可能性があるとして慎重なアプローチを求める声が上がっている。裁判の空白を防ぐためには、警察の捜査要員の拡充と法的責任所在の明文化が法案通過よりも先に実施されるべきだという実務的な懸念である。
立法手続きの日程と政治・社会的展望
30日召集予定の国会本会議を通じて刑事訴訟法改正案が強行可決されれば、法案は正式に公布され、6ヶ月以内の猶予期間を経て施行される見通しだ。国会法改正案は国会運営委員会小委員会会議で調整が進められており、野党側の追加修正要求を盛り込んだ形で来月の定例国会に再上程される可能性が高い。法制司法委員会と行政安全委員会の法案審査小委員会は、今週中に最終案を確定するため協議を続けている。
今回の立法処理は、今後の政府省庁全体の政策推進速度にも直接的な影響を与えると見られる。改正案が可決された場合、警察庁は来年度予算案において捜査能力強化のための先端機器確保と専門人員補充予算を大幅に増額して編成しなければならなくなる。捜査終結権の移管に伴う組織改編と人事制度の改善が即座に行われる必要があるためだ。経済界では、企業犯罪捜査の基準が明確になり恣意的解釈の余地が減る肯定的な効果を予想しつつも、捜査権限移管の過程で生じ得る副作用に備え、内部コンプライアンス制度を一層強化すべきだとして対策の策定に乗り出している。
結果的に、二つの核心法案の処理結果は、22代国会の残りの任期中、与野党の力の均衡を測る決定的な分水岭となる可能性がある。フィリバスター規制と補充捜査権廃止は、単なる制度改正を超え、次期総選に向けた政治的無党派層の取り込み計算と直結しているため、残りの本会議表決過程で与野党の高強度の対決は避けられない見通しだ。
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