支持率30%台、「捏造起訴特検法」の時計を9月に戻す
民主党が「捏造起訴特検法」の審議時期を9月に戻させた。
与野党は26日の国会本会議で、議論のない法案約40件を処理することで合意したが、「捏造捜査・捏造起訴真相解明特検法」は当初からリストに載らなかった。情勢を変えたのは世論であった。ジョワンC&Iがストレートニュースの依頼で先月22~24日、全国の18歳以上の成人2001人を対象に実施した電話自動応答調査(ARS)で、尹大統領の職務遂行に対する肯定的評価は38.9%と集計された。大統領の支持率も4月以降の下落トレンドを継続し、30%台に落ち着いたことが明らかになった。
数字が下がると、与党側のスケジュールが先に動いた。公訴取消特検の構想と公共機関移転計画まで一緒に後ろに押し出された。特検政局の拡大が世論の回復における障害となり得るという計算が読み取れる部分だ。
30%台支持率が戻した立法の時計
本法案が争点となった理由は、究明対象そのものにある。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権当時、検察が特定の人物を狙って捜査と起訴を捏造したという疑惑を、独立した特別検察官が明らかにすることが骨子だ。被害を主張する側にとって、裁判中の事件を覆す制度的手段がない点が長年の不満であり、この法案がまさにその点を狙っているため、与野党間の温度差は自然と広がった。
与党の対応は、すでに本会議での実績として表れている。26日、公共機関運営委員会の機能を強化する改編法案が民主党主導で可決し、2028年国連海洋総会支援と沿岸災害防止を盛り込んだ法案も一緒に可決された。争点なく積み上げる立法実績が、世論の離反を防ぐ盾になるとの判断だ。
特検に公訴取消権を持たせる設計
法案の核心は特別検察官の権限の幅だ。朴鐸澤(パク・テクテク)共に民主党議員は26日、「尹錫悦政権 捏造捜査・起訴疑惑特検法(案)」に特検の公訴取消権が含まれたと明らかにした。公訴取消権は、すでに法院に提起された公訴を検察側で取り下げることができる権限だ。簡単に言えば、捏造起訴によって裁判が進んでいる事件を特検が直接止めることができるという意味だ。事後の賠償ではなく、進行中の裁判を断ち切る手段という点で、権限の「牙」は相当なものだ。
すでに稼働している特検との軌跡も重なる。6・3地方選挙の投票用紙不足事態などを捜査する李泰漢(イ・テハン)選管特別検察チームは27日から一部検察・警察の人員を受け、来月7日に正式発足する。捏造起訴特検法まで可決されれば、特検はさらに一つ増えることになる。真相究明装置が同時多発的に稼働する異例の局面が開かれたわけだ。
「早くやるべき」と「民生優先」の隔たり
与党内でも速度をめぐって見解の相違が広がっている。朴聖俊(パク・ソンジュン)首席代弁人は9月定期国会が開催されれば法案を速やかに処理すべきだと主張した。朴鐸澤議員も「早く処理すべきだ」とし、公訴取消権の包含を強調した。一方、立法を総括する権七勝(権チルスン)政策議長は「9月定期国会で民生懸案を解決することが最優先」とし、異なる線を引いた。
「騙されることへの恐怖は、真理を探求する情熱の卑俗な版だ。」 — エミール・シオラン
この格言を政治に当てはめると、このように読み取れる。捏造の可否を明らかにすることは真理の問題だが、その日程を決めることは力の問題だ。与野党が合意した非争点処理リストにこの法案が漏れたこと自体が、争点性を示している。表決のための与野党の政治にかかる費用を世論が負担するかどうかを、与党が測っている状況という意味だ。
9月の国会を支配する二つの変数
今後の手続きは単純だ。9月定期国会開会後、関連常任委員会の審査を経て与野党の協議が決裂すれば、票決戦へと移行する。変数は二つある。支持率が30%台で反発すれば、民生優先路線が力を得て法案はさらに後ろに退くことになる。逆に追加下落の圧力がかかれば、支持層の結集のために真相究明カードが繰り上げられる可能性もある。速やかな処理を主張する声は、後者において力を得る構造だ。
市場が注目すべき点は別にある。通例、9月定期国会は翌年度の予算案審議と重なる。争点特検法が会期を食う政局になれば、経済・民生法案の順番はどうしても後回しにならざるを得ない。立法の遅延はすなわち政策の不確実性であり、これは企業の投資判断に直結する。紛争なく処理される実績と時間をかける争点がどの割合で混合されるかが、9月国会の生産性を決めるだろうとみられる。
