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イ・ジェミョン大統領、特検の公訴取消権限の削除を国会に要請

모민철모민철 기자· 2026/9/18 13:09:54· Updated 2026/9/18 13:09:54

イ・ジェミョン大統領が、自身に有利となり得る特検の権限の削除を国会に直接要請した。

大統領は18日、操作起訴特検法をめぐる論争に関連し、「論争となっている特検の権限事項のうち、既存の起訴事件の移送または処分に関する条項を削除してほしい」と国会に要請した。特検の導入を通じて自分に関連する事件の公訴取消を図るという指摘が提起されると、自ら事案を整理した形だ。大統領は「特検が公訴取消の論争なく真相解明にのみ集中することを望む」との趣旨も伝えたとされる。

なぜ公訴取消条項が問題視されたのか

操作起訴特検法案は、過去に検察が政治的意図で起訴した事件を再調査し、被害を是正することを目的としている。ところが法案に、特検が既存の起訴事件を移送受けして処分できる権限が含まれたことで論争が拡大した。イ大統領に関連する裁判が進行中の事件まで特検が引き継ぎ、公訴を取り消すことができるとの解釈が可能だったためだ。公訴取消は検察がすでに提起した公訴を撤回するもので、事実上裁判を終結させないまま無罪に準じる効果をもたらす。野党側はこれを「特検を通じた自己免罪符」と批判してきた。

与党内部でも負担を感じていたとみられる。特検の導入自体は検察権の乱用を是正する象徴的な課題だが、イ大統領個人の事件と結びついたことで法案全体の大義が揺らいだ。大統領が直接削除を要請したのは、こうした構造的リスクを遮断しようとする計算と解される。

法案の核心的内容と適用対象

法案の骨子は、操作起訴疑惑事件を一般検察ではなく独立特検に委ねることだ。対象は検察の政治的起訴論争が提起された事件で、特検は再捜査とともに起訴・不起訴の可否を決定できる。論争の核心となった条項は、すでに起訴され裁判が進行中の事件を特検に移送し、特検が公訴取消などの処分を行えるようにする部分だ。この条項が維持される場合、刑事裁判手続きが特検の処分に代替され得るため、裁判の独立を侵害する恐れも指摘されていた。

大統領の削除要請が受け入れられれば、特検の権限は真相解明と新たな起訴の決定に限定される。すでに係属中の事件は既存の裁判所の裁判手続き通りに進行する。真実・和解・過去史整理委員会の方式と類似し、調査結果を公表して後続措置を促す形で設計される可能性も取り沙汰されている。

与野党と専門家の見方

与党は大統領の要請を、法案通過の障害を取り除く決断と評価し、早期の修正・処理方針だ。検察改革後続法案51件を与党主導で処理するなど、改革立法の速度を上げている流れとも合致する。野党は、削除要請が出されたという事実自体が「当初から公訴取消の意図があったことを認めたもの」と反論している。法案の他の条項に処分権限が残る可能性があるとして、全面的な再検討を要求する見通しだ。

法曹界では、権限削除が法案の実効性に及ぼす影響をめぐり意見が分かれる。真相解明中心に変われば政治的負担は減るが、誤って起訴された経歴を法的に是正する力は弱まるとの指摘が出ている。一方、刑事裁判が進行中の事件を別の機関が左右することは手続き的正当性に反するという見方も少なくない。

立法日程の見通し

国会は大統領の要請を反映し、法司法委員会で当該条項を削除する修正審査を進めるものと予想される。与党が法案処理の主導権を握っているだけに、修正案の通過自体に大きな障害はないとみられる。ただし、野党が条項削除後も特検の独立性と権限範囲を問題視し、審査過程で追加の論戦を繰り広げる可能性は残る。

法案処理の時期は、検察改革後続立法の日程と連動する公算が大きい。大統領の要請は論争の火種を消す出発点にすぎず、特検が真相解明にのみ集中する設計として最終確定されてこそ、法案本来の趣旨が生きる。老子の言葉のように、偉大な行為は小さな措置の結晶だ。一つの条項の削除が特検の大義を守るかどうかは、国会の後続立法で判定されることになる。

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