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呉世勲氏、控訴審で無罪 市長職の危機を回避

송시옥송시옥 기자· 2026/10/26 14:16:51· Updated 2026/10/26 15:36:22

ソウル市の呉世勲(オ・セフン)市長が控訴審で無罪を言い渡され、市長職喪失の危機を自ら払いのけた。

ソウル中央地方法の控訴審は、明泰均(ミョン・テギュン)氏による世論調査代納疑惑事件で、1審の罰金1000万円の判決を覆し、呉市長に無罪を宣告した。100万円以上の罰金刑が確定すれば市長職を失う状況だっただけに、今回の判決は呉市長の政治生命を左右する重大な分岐点だった。国民の力は裁判の過程を通じて「1審判決が是正されなければならない」と無罪への確信を示してきたが、裁判の結果は与党の期待がそのまま実現する形となった。

事件の構造と裁判の意味

呉市長は、2021年のソウル市長補欠選挙を前に政治ブローカーの明泰均氏に世論調査を依頼し、その費用3300万円を実業家の韓相権(キム・ハンジョン)氏に代わりに支払わせた疑惑をかけられてきた。政治資金法違反疑惑の核心は、調査費用を第三者に負担させたかどうかだった。呉市長は「明氏に世論調査を依頼したことはなく、金氏から渡された金も自分とは無関係だ」と疑惑を最後まで否定していた。控訴審がこの主張を受け入れたことで、呉市長は法的リスクから事実上脱した。ただし、検察が上告した場合には司法リスクが完全に消滅したと断定するのは早い。

「親呉系」の拡大と次期大統領選の構図

判決直後から呉世勲氏の動きが加速している。無罪宣告後、裁判所を訪れた議員たちと2日連続で会食を持ったと伝えられている。これは単なる感謝の場を超え、「親呉系」と呼ばれる支持勢力を拡大する狼煙と受け止められている。呉市長はこれ以前に、保守系大統領候補の適合度調査で1位を獲得したことがある。ソウル市政の実績と住宅供給拡大政策が強みとされるうえ、法的な不確実性が解消されれば、次期大統領選のレースで実質的な競争力を備えた候補として浮上するという観測に勢いがついている。

ただし、構造的な課題は残されている。呉市長自身も抱えていると評価される「ソウルの住宅価格」問題がその代表例だ。彼は住宅問題の解決策を税金や規制ではなく供給拡大に見出すべきだと主張してきたが、ソウルの住宅価格の行方が呉市長の大統領選での競争力を左右する変数として作用する見通しだ。李在明(イ・ジェミョン)大統領が不動産バブルを警告し日本の事例を引き合いに出す状況の中で、住宅供給政策をめぐる与野間の政策競争も激化するとみられる。

政治日程と今後の展望

呉市長の無罪判決は、国民の力内の序列構図にも変化をもたらすと予想される。大統領選不出馬を宣言した弾劾政局時の経歴とは異なり、今回は法的防御に成功し「再起完了」のイメージを確保した。ソウル市長の任期が残されている点を考慮すれば、市政の成果を選挙戦の原動力に転換する戦略が有効だと分析される。

一方、検察の上告の可否と上告審の展開によって、事件自体はまだ終わっていない。無罪が最終確定しても、明泰均氏関連の相次ぐ事件が保守陣営全体に残っている限り、呉市長の政治的動向に対する検証論争が完全に消えることはないだろう。無罪判決で確保した政治的モメンタムを、どれだけ持続可能な支持に転換できるかが、呉世勲カードの今後の価値を決めることになりそうだ。

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