45.9%で任期中最低、李在明大統領の支持率低下と検察の補充捜査権廃止をめぐる攻防
45.9%で任期中最低の支持率…株価急落が政局を揺るがす
リアルメーターの調査結果、李在明(イ・ジェミョン)大統領の国政遂行支持率は45.9%に落ち込み、就任後の最低値を記録した。先月27日から31日まで、全国の18歳以上2,508人を対象に行われた世論調査では、中道層の離脱が目立つ結果となった。政権発足当初は盤石だった民心の亀裂が数字として確認された形だ。最も大きな原因として挙げられるのは、最近の株式市場の急落と重なって表面化した経済不安心理だ。いわゆる「ローラーコースター」と呼ばれる極端な株価の変動性は、単なる経済現象を超え、政治的信頼低下につながっている。投資家の巨額な資産損失が、与党勢力への評価に直結する構造だ。大統領が帰国直後、青瓦台(大統領府)で非公開会議を開き、不動産と株式市場の点検に乗り出した背景だ。レバレッジ上場指数投資信託(ETF)など投資商品に関連する市場のショックを防ぐため、迅速な補完策を指示し、不安な民心をなだめる措置だ。
検察補充捜査権の全面廃止をめぐる与野党の政治的攻防
支持率低下のもう一つの軸は、司法改革をめぐる極限対立だ。72年ぶりに改編される刑事司法体系の核心である、検察の補充捜査権全面廃止法案が国会を通過したことで、政界の温度が急激に冷え込んだ。犯罪捜査過程で警察が送検した事件を検察が再び捜査できる権限を完全に削除する内容だ。国民の力はこれを「犯罪者と現職大統領だけのための悪法」と規定し、拒否権行使を強く求めている。野党は、刑事訴訟法改正案が特定の政治家の司法リスクを封じるための拙速な立法だというフレームを強く推している。一方、与党である「共に民主党」は、検察の過度な権力を牽制し、捜査と起訴を分離しようとする制度的装置だと強調する。李大統領自身も例外的な状況では補充捜査権が必要だという立場を明らかにしており、党内でも微妙な意見の相違がある。一部からは特検の公訴取消論争の火種を提起し、公然と反対する声も上がった。しかし、党論を貫徹した与党の強硬策は、検察改革という名分を確固たるものにしようとする意図と解される。帰国後続く法務部業務報告で、この件が最大の焦点として浮上する見通しだ。
歴訪外交の成果と国内政治リスクの交差点
海外歴訪を通じて確保した経済・外交的成果が、国内政治の不安を完全に相殺するには、現在の経済・司法リスクが重すぎる状況だ。
李大統領は7泊11日の間の米国・南米・ドイツ歴訪を終え、3日に帰国するやいなや国政に復帰する。夏休みを飛ばし、4日に国務会議を主宰し、産業通商資源部など核心省庁の業務報告を相次いで受けながら危機対応に乗り出す。外交的にはかなりの成果を収めたと評価されている。米国サンフランシスコでジェンセン・ファン英偉達(ジェンセン・ファン)エヌビディア(NVIDIA)最高経営責任者(CEO)らグローバル人工知能(AI)産業の核心人物らと会談し、1,375兆ウォン規模のAI同盟協力の基盤を築いた。南米3カ国歴訪では原油輸入先の多角化と核心鉱物供給網確保という安保経済的成果を得た。しかし、このような外交的得点が、国内で発生した経済的打撃と政治的混乱を即座に覆い隠すのは難しそうだ。リアルメーターの調査で政党支持度は、民主党45.1%、国民の力37.7%と集計された。野党が依然として先行しているが、株価急落と再任改憲論争が絡み、支持率低下の雪玉を転がしている。国民の力は朴槿恵(パク・クネ)前大統領の嶺南(ヨンナム)地方訪問など保守層の結集動きを見せて力を蓄えている。
危機管理能力、今後の国政運営の試金石に
結局、今後の政局の行方は大統領の実質的な危機対応能力にかかっている。市場のショックを吸収できる緻密な金融・投資補完策の追従措置が可視化されて初めて、株価急落による民心の離脱を防ぐことができる。同時に、警察の独自捜査能力が十分に検証されていない状態で、検察の捜査権を全面的に剥奪する司法改編が国民の不安を刺激しないよう、説得力ある論理を提示しなければならない。経済不安と司法改革という二兎を捕えるための政治的バランス感覚が、いつにも増して求められている時点だ。市場の安定化速度と検察改革に対する国民的共感形成の可否により、李大統領の支持率防衛戦略の成否が分かれる見通しだ。
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