8月28日株式レポート:0.04%、エヌビディアが首位
米大型株27銘柄の全てが、日中の変動幅±0.04%以内に収まった。
これは2026年8月27日のニューヨーク株式市場の記録である。市場データによると、騰落幅1位はオラクルとパランティアの+0.03%、下落幅1位はイーライリリーの-0.04%だった。S&P500 ETF(SPY 766.08)とナスダック100 ETF(QQQ 711.37)が保ち合いのまま終了したことから、この日の市場は方向感が消えた一日となった。復帰を待つ主役はエヌビディアの決算だった。
0.04%以内で繰り広げられた攻防
時価総額上位銘柄の集計表が、保ち合いの様子を数値で示している。
| 銘柄 | 現在値 | 変動率 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|---|
| エヌビディア | 209.66 | -0.02% | 5.08兆ウォン | 32.6 |
| アップル | 313.45 | +0.01% | 4.57兆ウォン | 36.0 |
| アルファベットA | 342.00 | -0.01% | 4.18兆ウォン | 17.2 |
| マイクロソフト | 496.37 | +0.01% | 3.69兆ウォン | 27.6 |
| アマゾン | 260.28 | -0.00% | 2.81兆ウォン | 21.0 |
| 台湾半導体(TSMC) | 417.69 | +0.00% | 2.17兆ウォン | 31.1 |
| ブロードコム | 355.59 | -0.00% | 1.69兆ウォン | 59.2 |
| メタ | 576.14 | +0.01% | 1.47兆ウォン | 21.7 |
| テスラ | 345.82 | -0.01% | 1.37兆ウォン | 323.2 |
| マイクロン | 938.40 | +0.01% | 1.06兆ウォン | 21.1 |
| オラクル | 148.87 | +0.03% | 0.43兆ウォン | 25.5 |
| パランティア | 177.50 | +0.03% | 0.43兆ウォン | 151.7 |
エヌビディアは-0.02%の微減ながら、時価総額5.08兆ウォンで1位の座を守った。2位のアップル(4.57兆ウォン)との差は0.51兆ウォンだ。アルファベットはA株(342.00)とC株(339.10)が揃って-0.01%を記録したが、PER 17.0~17.2の割安な水準はそのままだ。マイクロソフト(3.69兆ウォン)とアマゾン(2.81兆ウォン)は足踏み状態だった。
半導体セクターの温度差もうかがえる。TSMC(+0.00%)とブロードコム(-0.00%)が動きを止める間、マイクロンとインテルは+0.01%ずつ上がり、シスコ(+0.01%)も同じ方向を選んだ。下落側では、エヌビディアとエクソンモービルが-0.02%でイーライリリーに次ぐ大きな下落幅を記録した。これは、買いでも売りでも力を注ぐ理由がなかったことを意味する。
騰落幅1位の2銘柄の共通点
資金が流入した場所が、この日の市場の読みどころだ。オラクル(148.87)とパランティア(177.50)は、クラウドインフラとデータ分析というAI需要の直接的な恩恵を受ける軸であるという共通項を持つ。ハードウェアが沈黙した場所で、ソフトウェアとインフラの資金が開かれたと解釈できる。
パランティアのPERは151.7で、テスラ(323.2)に次いで2番目に高い倍数だ。ただ、集計されたEPS成長率が22857.1%に達するため、利益拡大のスピードがバリュエーションの負担を相殺する構造となっている。オラクルはPER 25.5で、S&P500 ETFの25.8と事実上同じ水準だった。市場平均より割安なAI連動株だった点が、この日の上昇の根拠と推定される。
同じ保ち合い、異なる体温
株価は止まっていても、株価の適正さ(体温)は極と極だ。アルファベットはPER 17.2、EPS成長率3419.4%で、巨大テック株の中で最も低い利益倍数を記録した。一方、テスラはEPS成長率-4709.0%という実績逆行にもかかわらず、PER 323.2を背負っている。メタ(-256.0%)とエクソンモービル(-1454.1%)も利益減少の流れがデータにそのまま残っている。こうして広がったバリュエーション格差が、方向選択を先送りさせた側面がある。
低PER陣営の代表はバークシャー・ハサウェイ(12.7)とJPモルガン(15.3)だ。数千パーセント台のEPS成長率には低いベース効果が反映された可能性があるが、方向性は明確だ。成長株とバリュー株、どちらにも確信を持った資金が動かず、その結果が全銘柄保ち合いというデータの診断だ。
エヌビディアの決算が先送り状態を終わらせる
次の引き金はエヌビディアだ。国内市場でも「待ち」の心理が確認される。28日、外国人の売りでコスピが1%台に押し下げられ、半導体・バイオ大型株が軟調に推移する中、一部では決算後の半導体資金回帰シナリオが提起された。ストレートニュースは「エヌビディアの決算発表後、半導体に資金が再び集まる可能性があるが、小売・流通や証券、造船など他業種へ投資対象を広げる必要がある」という視点を報じた。
保ち合いは結局、先送りされた選択だ。PER 32.6のエヌビディアが実績で倍数を正当化できれば、TSMC(31.1)とマイクロン(21.1)、ASML(58.8)と続く半導体バリューチェーン全体の再評価が進む。一方、失望を与えれば、アルファベットやバークシャー系の低PER安全資産への移行が、その後の相場の分かれ道となる。
エヌビディアの集計EPS成長率は6599.3%だ。この流れが続くかどうかが、指数の方向を決める公算が大きい。息を潜めた市場は、決算という答えを得た瞬間に再び動き出すものだ。
