産業予算29.7%急増が示す本当の戦略
政府は産業予算を29.7%増額した。9月1日に発表した2027年度予算案で、産業・中小企業・エネルギー分野の予算を前年に比べ大幅に増額したものだ。AI(人工知能)を中心に産業を育てるという戦略を盛り込んだ結果である。
企画財政部が発表した2027年度予算案の総支出は820兆9,000億ウォンで、前年比12.8%増だった。分野別の増加率には格差が見られる。保健・福祉・雇用は9.3%、教育は10.8%、R&Dは11.2%と緩やかな増加にとどまった一方、産業・中小企業・エネルギーは29.7%と急増した。基本的なセーフティネットを維持しながら、新たに確保した財政余力を産業と生産能力の拡充に集中的に配分した形だ。
今回の予算ではAI関連予算の比重が大きい。政府は核心課題を「3大メガプロジェクト+AI」として一括し、総21兆3,000億ウォンを編成した。前年の10兆8,000億ウォンから97.2%増の規模だ。半導体3.4兆ウォン、フィジカルAI3.1兆ウォン、電力・産業団地インフラ2.1兆ウォン、AIデータセンター0.5兆ウォンに、独自モデル開発と国民向け教育を網羅する「みんなのAI」12.2兆ウォンが連なる構造だ。AIを個別のソフトウェア産業としてではなく、国家の生産インフラ全体を変える大転換と定義したのである。
パッケージ予算で増加率が大きい分野はフィジカルAIだ。関連予算は9,000億ウォンから3兆1,000億ウォンへと3倍以上に増えた。製造、スマートファクトリー、造船、国防、物流など8大産業の現場にAIとロボットを直接投入し、熟練工の手先の技術をデータ化する「製造暗黙知AI」の研究開発も本格化する。
予算のもう一つの軸は人材だ。政府はAI教育に2兆1,000億ウォンを投入し、390万人を直接支援する。就職・研究人材71万人には1人当たり約225万ウォンを集中的に投資して専門能力を養成し、生涯学習層279万人には1人当たり約7万ウォンを配分するピラミッド型構造だ。
今回の予算案は、半導体好景況で得た富をどこに使うべきかという政府の答えだ。投資の成否は、製造リードタイムの短縮、不良率の低減、グローバル市場シェアという成果で証明される課題として残る。パク・ホングン企画財政部長官は先月28日、政府世宗庁舎で2027年度予算案と2026~2030年国家財政運用計画をブリーフィングした。
