検察捜査権全面廃止…警察捜査の独立と7大犯罪送致法の迅速処理方針
1954年制定以来の最大の司法体系改編…検察の捜査権全面剥奪
7月31日に国会本会議を通過した刑事訴訟法改正案は、検察官の直接捜査権と補充捜査権を完全に廃止する内容を含んでいる。1954年の刑事訴訟法制定以来、70年ぶりに司法体系が経験する最も根本的な変化だ。これまでドラマや映画の定番の題材であった、現場を飛び回り事件を直接捜査する検察官の姿は、法的にはもはや存在できなくなった。今後、検察官は警察から引き渡された事件の裁判請求の可否を決定し、法廷で公訴を維持する起訴権限のみを保有することになる。司法体系の軸となる「捜査と起訴の分離」原則が法的に完成したと言える。
捜査権廃止に伴う権限の空白と7大犯罪全件送致法の核心
改正案の通過により生じ得る捜査権限の空白と副作用を防ぐための後続立法がスピードを上げている。共に民主党法制司法委員会は、警察の独自捜査を牽制するための安全装置として「7大犯罪全件送致」法案の迅速な処理を約束した。同法案は、殺人、強盗、詐欺、性犯罪など国民の日常生活に致命的な被害を与える7つの重大犯罪について、警察が捜査を終結させず必ず検察に事件を送致することを義務付ける内容が骨子となっている。この制度が導入されれば、検察官は自ら現場に出て捜査しなくても、事件全体を総括的に審査し、不起訴処分などの最終決定を下せる統制権を確保することになる。与党は遅くとも来月の臨時国会内で関連法案を通過させ、新たな司法体系の安定性を確保する方針だ。
与野党の鋭い法理攻防…違憲論から立法の弾力まで
立法過程では、与野党間の哲学と法的解釈が鋭く対立した。与党は、捜査と起訴権限が一つの機関に集中する際に発生する権力の肥大化を防ぎ、検察の偏った捜査を元から遮断すべき点を改正案の正当性の根拠とした。市民社会団体も、長期間にわたり検察改革を要求してきた点から、今回の通過を司法の正義の重要な進展と評価した。一方、国民の力は強烈なカードを切り出した。警察の捜査結果を検察が審査し再捜査する「補充捜査権」さえ完全に廃止することは、憲法が保障する検察官の独立性と公訴提起権限を深刻に侵害する行為だと主張した。国民の力は同法案の違憲性が濃厚である点を挙げ、憲法裁判所に権限争議審判や憲法訴願を請求すると明らかにした。政界を中心に法的妥当性を巡り激しい攻防が予想される理由である。
8月臨時国会の焦点…ファストトラック短縮と特検法局面
司法体系の大規模な変化にもかかわらず、国会の日程は政治的な膠着状態に直面している。与野党は8月の臨時国会でも緊迫した対立を続ける見通しだ。新たな捜査体系を補完する「7大犯罪全件送致法案」の処理速度を巡り調整が必要だ。同時に、法案審議期間を現行の330日から90日に大幅に短縮し、国会の立法遅延を防ぐ趣旨の国会法改正案も本会議に上程される予定だ。いわゆるファストトラック(法案の迅速処理を支援する制度)を改編する同法案も、所管委員会の審査を経て与野党の利害関係が鋭く衝突している。さらに、大統領室官舎移転疑惑を捜査する総合特検が関連議員を召喚するなど、外部の変数も政治日程に多大な影響を与えている。司法制度の根幹を揺るがす立法措置が実際の現場でどのような実効性を発揮するかは、今後開かれる国会の法案審査結果と憲法裁判所の法的判断によって最終的に決定されるだろう。
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