9月19日の証市レポート:インテルが半導体株1位に浮上
インテルが0.08%上昇し、この日の主要半導体株の中で最大の上昇率を記録した。
2026年9月18日のニューヨーク市場では半導体セクターがそろって上昇基調を維持した。マクソール(マイクロン)は977.5円で前日比0.05%上昇し、TSMC(台湾半導体)も430.26円で0.03%上昇した。エヌビディアは219.34円で小幅上昇して取引を終えた。個別銘柄の変動幅は大きくないものの、セクター全体がそろって強含みとなった点に意義がある。
主要半導体・テクノロジー株の騰落表
| 銘柄 | 現在値 | 変動率 | 時価総額 | PER | EPS成長率 |
|---|---|---|---|---|---|
| インテル | 108.80円 | +0.08% | 0.58兆円 | - | 9,865.5% |
| AMD | 545.09円 | +0.06% | 0.89兆円 | 139.1 | 16,435.6% |
| マイクロン | 977.50円 | +0.05% | 1.10兆円 | 22.1 | - |
| エヌビディア | 219.34円 | +0.03% | 5.30兆円 | 27.7 | 6,599.3% |
| TSMC | 430.26円 | +0.03% | 2.23兆円 | 32.1 | 4,430.2% |
| ASML | 1,629.67円 | +0.02% | 0.63兆円 | 55.6 | - |
| ブロードコム | 347.30円 | +0.02% | 1.66兆円 | 44.2 | - |
表から確認できるように、半導体セクター内の上昇率ランキングはインテル、AMD、マイクロンの順だった。インテルはPERが集計されていない点が目立つが、これは同社の業績が黒字基準の株価収益率算定が困難な状態にあることを示唆する。ただし、EPS成長率が9,865.5%と集計されている点を見ると、赤字規模が大幅に縮小し、回復軌道に入った可能性がある。AMDもEPS成長率16,435.6%で、この日のサンプルの中で最も高い業績改善幅を記録した。
バリュエーション格差が語るもの
セクター内部のバリュエーション格差は相当なものである。マイクロンのPERは22.1とセクター最低水準だ。一方、ASMLは55.6、ブロードコムは44.2と2倍以上の水準で形成されている。このような格差は、市場が各企業の成長期待を異なる形で織り込んでいることを示している。装置企業やAI半導体設計企業には高いプレミアムが、メモリー中心の企業には相対的に保守的な投資評価が付されているわけだ。
エヌビディアは時価総額5.30兆円で依然としてセクターの圧倒的リーダーだ。TSMCの2.23兆円、ブロードコムの1.66兆円との差は開いたままである。PER27.7にEPS成長率6,599.3%を勘案すれば、業績に対する株価の割高感は見かけの数値より低いと解釈できる。
市場全体の流れの中での意味
この日のニューヨーク市場の3大指数は、はっきりした方向性なくまちまちで取引を終えたと報じられた。個別の大型テクノロジー株の変動幅も0.01〜0.03%にとどまった。アップルが0.01%、マイクロソフトが0.02%、アルファベットが0.01%の上昇にとどまったためだ。そうした中で半導体株がセクター全体で相対的な優位性を持つ上昇基調を示したことは、資金フローが依然としてAI関連の実物経済に向かっていることを示唆する。
韓国市場でもサムスン電子とSKハイニックスが上昇し、半導体強含みの雰囲気に拍車がかかった。ただし、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策の方向性や米中関係などの対外変数が残っており、短期的な変動拡大の可能性は排除できない。
投資示唆と展望
現時点の半導体セクターは小幅上昇という結果よりも、その構造に注目が集まる。業績改善が確認されるインテルとAMDの回復フロー、割安圏にあるマイクロン、そして安定的なプレミアムを維持するエヌビディアとTSMCと、投資のロジックが分化しているためだ。
短期的にはタカ派的な金利懸念とAI需要の持続性がセクターの変動性を決める見通しだ。ただし、EPS成長率データが示すように半導体企業の業績改善スピードが他のセクターに比べて急速である点から、調整局面はむしろ分割買いの機会として活用できると展望される。
